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17.6:

炭水化物の消化

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Biologie
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Carbohydrate Digestion

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炭水化物の消化は 咀嚼中に口内で始まります。多数の唾液腺から アミラーゼなどの酵素が分泌され でんぷんを、より小さい二糖や三糖に分解します。糖が胃に到達しても変化はありません。なぜならアミラーゼは 胃の強い酸性環境では不活性になるからです。十二指腸に到達すると まだ分解されていない複合糖質が 膵臓αアミラーゼによって消化されます。腸では二糖や三糖が 腸微絨毛の刷子縁にある酵素により さらに分解されて単糖となります。例えば、酵素のスクラーゼは二糖のサッカロースを グルコースとフルクトースに分解します。これらの単糖は腸上皮に吸収され エネルギーに使用されます。

17.6:

炭水化物の消化

糖質(炭水化物)の消化と代謝では、食物から摂取した単純糖質や複合糖質を砂糖に代表される糖類に分解し、体内でエネルギーとして利用します。炭水化物の消化は、口の中で咀嚼(そしゃく)することから始まります。咀嚼された炭水化物はそのまま胃の中に残ります。消化は小腸の十二指腸で再開され、膵臓のα-アミラーゼと微絨毛の刷子縁(さっしえん、brush border)酵素が複合糖質を単糖類に変換します。最後に、単糖類は腸の上皮に吸収され、エネルギーとして利用されます。

炭水化物の種類

人間の食事に含まれる炭水化物には、単純糖質、複合糖質、食物繊維の3種類があります。単純糖質とは、グルコース、フルクトース、ガラクトースなどの単糖類です。一方、複合糖質は、グルコースが長い鎖状につながった多糖類です。最後の食物繊維は、植物性食品のセルロースに含まれる炭水化物です。体内で分解されてエネルギーになることはないですが、摂取した食物が消化器官を進むのを助けるなど、健康的な消化に重要な役割を果たしています。

Suggested Reading

Hall, Mary Beth, and David R. Mertens. “A 100-Year Review: Carbohydrates—Characterization, Digestion, and Utilization.” Journal of Dairy Science 100, no. 12 (December 1, 2017): 10078–93. [Source]

Dhingra, Devinder, Mona Michael, Hradesh Rajput, and R. T. Patil. “Dietary Fibre in Foods: A Review.” Journal of Food Science and Technology 49, no. 3 (June 2012): 255–66. [Source]