1960年 国際度量衡総会で 測定単位の国際単位系 SI系が提唱されました この単位系では 長さ 質量 時間 温度 物質量 電流 発光強度の 7つの基本単位が 定められています これらは標準単位と呼ばれます 1つ以上の基本単位を 組み合わせた測定単位は 派生単位として知られています 化学で最も一般的に 使用される派生単位は 体積と密度の2つです 体積は物体が 占める空間の尺度です 体積のSI単位は 長さの基本単位である メートルによって定義されるため 任意の長さの単位は 立方体化または3乗にすると 体積の単位になります 例えば 立方メートルや 立方センチメートル 立方ミリメートルは すべて 体積の単位です 一方 密度は 物質の体積に対する質量の比です したがって 密度の単位は 質量と長さの基本単位で 定義されます 密度のSI単位は1立方メートル あたりのキログラムです 固体や液体の密度には1立方 センチメートルあたりのグラムが 気体の密度には 1リットルあたりのグラムが 使用されることがよくあります 標準的な測定値と 導出された測定値は 物質の様々な性質を 定義するのに非常に役立ちます これらの性質は大きく分けて 示強性のものと 示量性なものの2つのグループに 分けることができます その性質が存在する物質の 量に依存しない場合 それは示強性とであるとされます 温度 密度 沸点や 融点 臭気 硬度などが 示強性の例です たとえば スズの密度は 7.3グラム/立方センチメートル これは測定に使用する スズの量にかかわらず同じです 1立方センチメートルあたり 7.3グラムの密度は スズであることを識別するために 使用することができます これらの特性は試料の量や 条件によって変化しないため あらゆる示強性の性質を 測定することで 物質を識別することができます 一方 示量性の測定値の場合は 測定する試料の量に依存します 質量 体積 長さはすべて 示量性です 示量性に関する測定値は試料の サイズや条件によって異なります このため 物質を識別するための 指標としては不十分です 例えば 試料の質量は それがスズであることを 識別するのに役立ちません